カミノ @英検1級(仮免)の英語講師

英語学習の修行や情報精査をしています ※意味わからん(笑)※ ←まあ読めばわかりますよ

中学生で英検準1級は必要か?

 

イントロ

英検1級の二次対策(面接)が終わり、

 

合格してそうでも、してなさそうでもあるが故、

 

何とも言えないメンタル状態になっている、英語講師のカミノです。

※二次試験が終わった皆さん、おつかれさまでした※

 

 

最近すっごく思うんですけど、

 

中学生のうちから英検2級取っていたり、

 

高校生ですでに英検準1級を持っていたりと、

 

みんな若いうちにレベルが高い級を取り過じゃないですか?!

※それな!※

 

 

私が学生だった時代は、

※『わしの若いころは』≒害悪の予感※

 

英検準1級って学校の英語の先生が目指すレベルってイメージで、

 

決して学生が取りに行くような級じゃなかったはずなんですよ。

※1級は怪物が取りに行く級でした(過去形)※

 

 

でも最近、立教大学を目指すような生徒が英検準1級を当然のように狙うし、

※立教は準1級で英語が(ほぼ)満点換算されます※

 

中学生どころか小学生でも準2級や2級を狙う時代が来ています。

※参考:英検3級=中学卒業レベル※

 

 

そんな中、英検準1級(1次試験)に残念ながら不合格だった中2の女の子が、

 

父親に強い言葉で戒められるという件がTwitterで話題となりました。

※先月(2023年6月)の話です※

 

 

早い段階で上の級を取得するのが英検の定石となっている昨今だからこそ、

 

中2で英検準1級は妥当なのかという話を、

 

英検1級(仮免)取得者からの観点からお話しできたらと思います。

 

私、カミノの話がすべて正しいというわけではなく、

 

いち有識者の意見として聞いてください。

※定期的予防線※

 

 

 

結論

中2で英検準1級はいらないです。

※自明※

 

まあ実際、中学で英検準1級や1級を取って、

 

東大などの名門校に進学したって話はチラホラ聞きます。

※帰国子女も多い印象※

 

それでも私はやはり中学での英検準1級は不要だと感じますね。

 

 

 

理由①

数ある理由の一つが、『計画性』ですね。

 

仮に中学生で英検準1級を受験し、合格したとしましょう。

 

じゃあ高校生になった3年間、その生徒は何をモチベーションに英語を勉強しますか

 

中学生の間は英検3級、準2級、2級、準1級と受けてきて、

 

その合格を目指すことが生徒のモチベーションになっていました。

※モチベーションっておいしいの?※

 

 

でも中学時点で英検準1級に合格した高校生にはモチベーションがありません

 

1級でも受験させますか?

 

それともTOEICTOEFLでも受けさせますか?

 

意味ないと思いますよ。

※煽り口調が鼻につく※

 

 

通常であれば高校時点で英検準2級や2級、準1級を受験する

 

それが3年間、英語の勉強をし続けるモチベーションになるんです。

 

 

でも中学時点で準1級に受かってしまったがゆえに、

 

3年もの長い間、英検をモチベーションにすることができない。

 

『受験のため』という超漠然とした状態で3年間も戦わないといけない。

※1年も続かないと思う※

 

それは優位にはならず、むしろハンデになります

 

それが中学時点での英検準1級が不要な理由の一つ目です。

 

 

 

理由②

2つ目は『合格に重点を置く必要はない』ということです。

※意味不ww※

 

そもそもなんで英検に合格したいかっていったら、

 

どうせ良い大学に行きたいからじゃないですか?

※当たり前すぎて草も生えないww※

 

 

そして一つでも上の級に合格することで

 

良い大学への合格が近づくことにつながるって思っているから、

 

レベルの高い英検を受けるわけですよね。

※違うのか? (挑発)※

 

 

違いますよ

※!!!※

 

それは英検を経験していない無知が陥りがちなワナです。

※(怒)(怒)(怒)※

 

 

英検受験者ならわかると思いますけど、

 

英検って、てっとり早く合格したいなら英作文だけ対策すればいいんですよ。

※聞いたことはある※

 

読解やリスニングで半分未満しか正解できなかったとしても、

 

英作文でそれなりに点数稼げばあっさり合格できるんですね。

※英検は英作文ゲー※

 

 

例えば英検2級に合格したとして、

 

だからってすぐに準1級を目指すのは、受験的には賢くないです。

※2級長文が正答率半分以下で放置はさすがにキツい※

 

2級に合格したら、まずは2級の読解問題をもっと極めて完璧にした方が良いです。

 

合格時点で半分しか正解できていないなら、

 

8割や9割は安定して正解できるまでやりこんだ方が良い。

※理想は常に10割※

 

 

受験の世界では英作文も大事だけど、

 

読解問題の方が圧倒的に重要じゃないですか。

※たしかに!※

 

その際に英検の成果を生かせるよう、

 

上の級に進むのを我慢して、一度合格した級をもっと極めたほうがいい

※リスニングもそうだね※

 

 

仮に10割取れるなら、長文の内容をすべて完璧に把握できるまでやりこんだ方が良い。

 

合格した程度ですべてマスターした気になるのはやめましょう

※本日の格言※

 

まあ一度合格した級の長文読解(やリスニング)のやりこみ作業をしながら、

 

次の級の単語の暗記を同時並行するってのは、

 

アリな気もしますけどね…。

※焦っても良いことはないぞ!※

 

 

まとめ

以上が中学生で英検準1級を目指す必要がない理由でした。

 

正直中学卒業時点では準2級を取れればいい方だと思います。

※超進学校でもなければ3級で充分※

 

準2級を完璧に極めれば理想ですね。

 

 

大阪最強の公立高校である北野高校では、

※公立高校では日本最強らしい※

 

高1(中3)の入学時点でほとんどの生徒が英検2級を持っているらしいですが、

※ソース:wakatte.TV※

 

正直いらないッス

※急な若者言葉ww※

 

 

高校に入ってから英検2級や準1級を完璧にする

※完璧≠合格※

 

それを目指せば十分です。

※高校3年間の英語モチベ要素を残しておけ※

 

ちなみに英検準1級の長文を完璧にできれば、

 

京都大学の長文には基本対応できると思いますよ。

※カミノの主観だけど…※

 

 

 

めちゃくちゃ言いたくてしょうがなかった話

最後に話が大きく脱線しますが…、

※ここにきて脱線するんかい!※

 

冒頭で中2の女の子が英検準1級に残念ながら失敗してしまい、

 

親御さんに糾弾された話をしたと思いますけど、

※そういえばあったなww※

 

 

これに関しては私も親御さんに言いたいことがあって、

※説教ですか?※

 

私はお子さんの不合格を責めるのはお世辞にもいいとは思いません。

 

最善の対応は合格・不合格に関係なく、

 

まずは試験本番まで逃げずに挑戦し続けたことをホメてあげることだと思います。

※どういうこと?※

 

 

正直私は入試にせよ英検にせよ、どんな試験であっても

 

合格そのものには価値がないと思っているんですよ。

※過激派発言おつ※

 

 

たかだか入試に失敗したとて、人生すべてが終わるわけではないし、

※実際カミノは受験失敗組ですが、こうしてピンピンしていますww※

 

英検に失敗したとてまた挑戦するなり、別の挑戦をするでもいい。

 

合格しようがするまいが、それはその場の感情の些細な揺れ動きにすぎず、

 

その合否に人生を大きく左右されることは実はありません。

※英検準1級・1級(仮免)に受かってもなお、そう思う※

 

合否なんてしょせんそんなものです。

 

 

合否が重要なのではなく、最後までやり遂げられるかどうかが重要なのだ

 

私は決まってそう言います。

※???※

 

 

試験当日まで、試験勉強をがんばったのであれば、

 

それは合格する以上に価値のあることです。

 

 

多くの人は途中で『いいや、オレは受からないからあきらめた!』ってなるんですよ。

 

そして試験に申し込んだものの、未受験に終わったりするものです。

 

その中で自分は途中でさじを投げず、最後まで頑張った。

 

それなら仮に不合格でもその頑張りはれっきとした功績として讃えてあげるべきです。

※きれいごとだ!※

 

 

きれいごとだと思いますか?

 

だったらあなたが実際にやってみればいい

※うっ…!!※

 

途中で『どうせ受からない…』『やらなくていいかも』って一度は思いますよ。

 

最後まであきらめずに挑戦するっていう一見当たり前なことが、

 

実は全く当たり前じゃないってことを経験してほしいですね。

※無論、きれいごとでもない※

 

 

カミノだって実際『もうダメだ…』って何度も思いました。

 

でもあきらめずに挑戦し、そしてその時は英検1級に落ちました

※落ちたんかい!※

 

 

でもその落ちた教訓からいろいろ学び、リベンジして合格したんですよ。

 

あの時途中であきらめていたら、リベンジすることもなかった

 

最後まで挑戦したから、結果につながった。

※これは断言できます※

 

 

おそらく親御さんは

 

お子さんが最後まで挑戦し続けたことを『当たり前』と思っているでしょう。

 

でもそれは全く当たり前じゃなく

 

次につながる偉大な一歩ですし、

 

それを軽視するような対応をするのは大きな過ちであると思います。

 

 

合格・不合格というわかりやすい結果だけ見て、

 

その子が最後まで挑戦し続けたという目に見えにくい頑張りを軽視する。

 

それがいかに愚かしい話なのかっていうのを

 

今回の件を通じて皆さんによく考えてもらえたらなと思います。

※特に保護者の方へ※