英検2級 (準2級も) におススメの単語帳
イントロ
大阪トップの公立高校である北野高校では
入学(中3)時点でほぼ全員が英検2級を持っていると聞いてビビっている。
※マジで?!※
英語講師のカミノです。
英検2級というと、一応高校卒業レベルと言われており、
センター試験(現:共通テスト)より難しいというウワサもあるようなレベルの高い試験です。
上記のような高校受験最強勢は
中学生とか小学生でも取ってしまうことがあるみたいですが、
実際英検2級はかなり難しいことには違いありません。
と脅してはみるものの、
※脅迫するな!※
英検2級は正しい勉強方法を覚えてコツコツ継続的に勉強ができてさえしまえば
合格は充分狙える試験でもあります。
現に私が塾講師として教えていた生徒で偏差値50くらいの高校に通っていた生徒が
高2の時点で英検2級に合格していますしね。
で、その正しい勉強方法で一番重要なのが単語学習です。
※英検は単語ゲー※
受験を経験している人なら誰しも『単語が重要』と聞いていると思います。
その通りなんですね。
単語の学習法・単語帳選びを間違えずに行い、毎日1.5~2時間ほど継続的に勉強すれば、
英検2級に合格することも十分可能です。
ということで今回は『どの単語帳が一番良いの?』ということに焦点を当てて、
お話していこうと思います。
結論
結論から言うと、ICPが出版しているDuo select(下写真・左)がおススメです。
Duo 3.0(写真・右)と間違えやすいので注意してください。
ちなみに、この単語帳は英検準2級を受験する生徒にもおススメしています。
この単語帳をおススメする理由
英検には『パス単』など、英検専用の単語帳がたくさんあります。
ですがこれらの単語帳はおススメせず、英検専用でもないDuo selectをおススメする。
その理由を大きく分けると下記の3つです。
①必要最低限の単語がそろっている
②単語と熟語をバランスよく学習できる
③入試にも使える
『①必要最低限の単語がそろっている』
英検専用の単語帳にも、受験専用の単語帳にも言えるのですが、
正直世間一般の単語帳は単語数が多すぎるんですよ。
変に網羅性を確保しようとして単語量がバカ多くなることが多いんですね。
※バカって言うな!※
網羅的にすることで口コミの評判が良くなるから、作成者側にはメリットがありますが、
その分、学習する側の負担が多くなりすぎてしまう。
※大人の都合には振り回されたくないね(怒)※
単語量が多いと1周するのに時間がかかり、
単語学習において重要である『反復』ができなくなってしまう。
すると単語学習の効果が激減してしまいます。
※反復が一番大事※
ですがDuo selectは総単語数が約1500語と比較的少なめです。
週100語で学習していけば4か月で1周できます。
週200語なら2か月、週500語なら3週間、
最終的には週1500語と1週間で1周することも可能です。
※最初は週50語か100語でやりましょうね※
そうやって反復のサイクルを作っていくためにも、
単語量がなるべく少ない単語帳を選ぶに越したことはないですね。
単語数が少ないと、網羅性の足りなさはどうしても懸念してしまうと思いますが、
確かに英検本番でDuo selectに載っていない単語も出るため、網羅性は充分ではないです。
※自白しました※
ですが英検2級の合格には十分な程度の網羅性は確保しています。
現に冒頭でお話した偏差値50で英検2級に合格した生徒は
Duo select一冊だけで単語は乗り切りましたからね。
合格に必要なだけの単語量は確保しているということは自信をもって言えます。
※だからこそ怪しい(ボソッ)※
『②単語と熟語をバランスよく学習できる』
これも大半の単語帳に言えるのですが、
熟語を軽視し過ぎなんですよね。
はじめに単語をドッサリ掲載して、
後ろの方に申し訳程度の熟語しか載せないとか、
あるいは熟語は別冊にして、2冊にわけて掲載するとか…。
単語帳と熟語帳で2冊にわけたら単純に学習の負担量が2倍になるわけで、
そんな効率の悪い学習はあったもんじゃないですよ。
※2倍か、2倍じゃないか※
ですがDuo selectは単語と同様に熟語もごちゃ混ぜに掲載し、
一冊を完璧にした時点で単語も熟語もマスターできます。
英検2級では熟語の初見殺し問題も多く、
一般的な単語帳では歯が立たないことも多いですが、
Duo selectであればそういった問題にも対応できるという点で強みになるかなと思います。
『③入試にも使える』
英検2級(準2級)を受験する生徒の大半が大学受験を画策していると思いますが、
この単語帳は受験にも対応できます。
それなりにレベルの高い大学を目指す生徒であっても、
※目安:地方国公立レベル※
単語帳であれば、これだけで充分だと思います。
厳密には充分ではないですが、
これに載っていない単語は長文の問題集に出てくる都度、覚えていけばいいと思います。
※どの単語帳を使うにせよ、この姿勢はめっちゃ大事!※
難関大学であれば、これだけでもある程度のレベルまで行けると思いますが、
※目安:旧帝レベル※
安定はしないと思いますので、
そういう生徒はDuo selectのあとにターゲット1900や速単、シスタンなどをやると良いと思います。
※自白おつ※
ターゲットなどをやるにしても、Duo selectを完璧にした後なら覚えるのがかなりラクになります。
単語学習のイロハは身につきますし、重複する単語も多いでしょうからね。
この単語帳の欠点
すでに何度か言っていますが、『単語量が少なすぎる』のは欠点ですね。
それゆえ英検2級の長文やリスニングに取り組む際、
あるいは2級の四択問題を解く際には若干の不便さを感じるかもしれません。
※話が違うじゃないか!!※
ですが合格するのに十分な単語量はあるので、そこは安心してほしいなと思います。
特に中高生は英語以外にも数学や社会など
いろんな科目をバランスよく勉強しないといけないのに、
英単語ばかりにそんな時間をかけていられないですよね。
そういう方には特におススメしたい単語帳であることには違いありません。
まとめ
というわけで、英検2級(準2級も)の受験生に私がおススメする単語帳は
このDuo selectになります。
もちろん私の意見が100%正しいわけではありませんし、
『なんか胡散臭いなー』と思ったら、
別の単語帳を選んでくれても構いません。
※常に疑う姿勢を持つことが大事です※
すべての単語帳には一長一短がありますから、
本屋で立ち読みしたりして自分の目や感触を頼りに単語帳を選択することも大事です。
※ただし、一度買ったらそれ以外の単語帳には絶対に手を出さないほうが良い!※
ですが英検の一有識者である私、カミノは『Duo select』をおススメしている、
ということを頭の片隅に入れていただけたらなと思います。
では、健闘を祈ります!
※がんばれ受験生!※