英語初心者必見! 速読英単語(通称:速単)をおすすめしない理由・3選 【英検1級(仮免)】
イントロ
速単を使っている高校生、
※速単:速読英単語の略※
大学生になったら高級ブランドにハマると思う。
※速単もブランド品だからねww※
英語講師のカミノです。
今回は速単タイプの単語帳を使う英語学習者への警告をしていこうという企画です。
※高校生だけでなく社会人にも※
速単とは、Z会が出版している単語帳で、
※速単:速読英単語の略(2度目)※
英文を読みながら単語を覚えていくという形式の単語帳です。
近年は速単形式を模した単語帳がかなり増えている気がします。
※文単とか、ターゲットRとか…※
速単形式の単語帳が多くの人に支持されていることの表れですね。
ですが英検1級(仮免)視点でお話をすると、
速単のように英文で単語を覚える形式の単語帳はあまりおススメしません。
※もちろん文単やターゲットRもおススメしません※
その理由を3つに分けて解説していこうと思います。
理由① そもそも長文を読むのが難しい
速単は長文を楽しみながら単語も覚えていくのが特徴なので、
※『長文を楽しむ』ってなんやねんww!※
そもそも長文をきちんと読めることが前提に作られています。
中学生の時から英語が得意な高校生とか、
学生時代に英語に慣れ親しんでいた社会人なら、
元々英文を読む機会があり、そのために必要な技術を培ってきているから、
速単レベルの英語でも苦でなく読めるんです。
※経験がモノをいう※
でもそれを英語初心者の人たちもいきなりできるようになれるかっていうと、
話は別です。
※あくまで学生時代の経験ありき※
英文を正確に読むためにはS(主語)とV(動詞)を正確に把握する必要があります。
この経験や知識がない状態の学習者が
いきなり速単の文章を読めるようにはなりません。
※せんせー、決めつけるのは良くないと思います!!※ ←誰やねんww
一度でもS(主語)やV(動詞)の把握を間違えてしまった時点で、
文章の意味内容がわからなくなってしまい、ストレスになりやすいです。
※日本語の文章でも途中でわからなくなりがちww※
おまけに英語初心者は単語量だって豊富ではないでしょうから、
英文一文一文を正確に読むのに時間がかかります。
※それがなおさらストレスになる※
結局英文読みながら単語を覚えるより、
英文すっ飛ばして単語だけ覚える方が手っ取り早いんですよね。
※もはや速単の存在意義を根底から否定しているなww※
速単は何か月もの間、毎日長文を読まないといけません。
※毎日継続しないと効果は半減します※
つまり毎日長文をうまく読めない自分にイライラしないといけない。
速単を使うとこうした事態が起こり、
最終的に長続きしないで途中で挫折するのが目に見えますね。
長文が読めるようになるには、
単語学習を継続しつつも、一文一文を正確に読む訓練が欠かせません。
これなしにいきなり速単の長文を読もうというのは正直無謀ですね。
理由② 口コミは偏差値が高い人の評価でしかない
速単を購入したキッカケの大半は、
『先輩とか先生とかにおすすめされた』
『サイトのレビューを見て決めた』
といった口コミであると思います。
口コミの高さこそ、速単の人気の秘訣ですよね。
※口コミがなかったらただの有象無象ww※ ←やめとけww
でも実際、口コミはあまりアテにしない方が良い、というのが私の考えです。
なぜなら口コミは『もともと偏差値の高い人からの評価』だからです。
Quizknock(クイズノック)をイメージしてみてほしい。
※クイズノック:東大などの高学歴集団※
クイズノックのメンバーには速単を実際に使っていた人も多かったらしいんですよ。
※一時期、速単とコラボしていたね※
彼らは天下の東大に進学できるくらいだから、
もともと英語力がありますし、元々長文を読むのが得意ですよね。
『彼らにできるから、自分にもできる』って思えますか?
※で、できるんじゃね?※ ←強がるなww
口コミも同じです。
口コミだって元々勉強ができる人の意見がほとんどなのであって、
※勉強に自信のない子が口コミをわざわざ書くとは思えないからね※
それが自分にも当てはまるかっていうと、それは話が変わってきますよね。
※自分がクイズノックレベルだと思うなら話は別ですが…※
理由③ 反復学習がしにくい
英単語学習において一番大切なのは反復です。
一度単語学習をした程度では
2,3日経てばほぼすべての単語を忘れてしまうでしょう。
※はじめまして、忘却魔人です※ ←スベってるぞww
だから忘れる前に何度も何度も反復することが必要なのです。
理想から言えば、週100個の単語を覚えるべきなのですが、
1日目に100個すべてを一応覚え、2日目にその100個を再び覚える。
3日目も4日目も同じように繰り返し、1週間で7周する、
※反復しまくり※
というのが理想です。
ですが速単は1日1題の長文を読む想定で作成しているでしょうから、
1日で20語か30語しか単語を覚えられません。
※少なッ!※
おまけに2日目、3日目には次の長文を読んでいるでしょうから、
前日に覚えた単語を反復する機会がありません。
※効率悪すぎww※
当然一度覚えた単語を忘れやすくなりますし、
1日で20~30語しか覚えていませんから、単語全部覚えきるのに時間がかかります。
※一日一文で70日くらいかかる※ ←しかも1周しかできていない(汗)
いろんな意味で、速単は単語帳としての効率が悪すぎますね。
おススメの単語帳
ここまで速単のことを悪くいってきましたが、
『じゃあどの単語帳なら良いんだ?』って話になりますよね。
※説明責任を果たせ!※
まあ英語学習の目的によって異なりますが、
大学入試を見据えた高校生向けの単語帳としてはDuo selectを、
学び直しの社会人や中学生には究極の英単語 Vol.1をおススメしています。
おすすめポイントは別記事にまとめていますので、よかったらご覧ください。
さいごに
以上が速単形式の単語帳をおススメしない理由でした。
どうしても勉強初心者はどの単語帳が一番良いのかがわからず、
口コミに影響されて速単を選んでしまいますよね。
※それ以外どうすればいいかわからないもの!※
もちろん速単を使って成功する人も一定数いるでしょうから、
速単は絶対にダメだとも言い切れません。
※ブレるなww※
ですが速単を使ってうまくいくのは、
もともと英語力が多い人が大半な気がしますね。
※上記で述べたクイズノックはその典型です※
まあ頭が良い人が使っているものをマネしたくなるかもしれませんが、
※それだけで頭が良くなった気になる※ ←気のせいだよww
私はおススメしません。
単語帳の購入を検討される場合には、これを頭の片隅に入れてくれたら幸いです。