カミノ @英検1級(仮免)の英語講師

英語学習の修行や情報精査をしています ※意味わからん(笑)※ ←まあ読めばわかりますよ

大麻で快適な家づくり【英検1級長文の予想問題を日本語版で作ってみた】

 

 

イントロ

大麻やタバコを吸うよりも、

 

おっぱいを吸った方が健康的だと思う。

※たしかに!!※

 

英語講師のカミノです。

 

今回は大麻のお話で英検1級の予想問題を作りました。

 

 

大麻というと日本では覚せい剤と同じ扱いで、

 

所持するだけで逮捕される危険物質ですが、

 

アメリカなどの国々では、たばこのような扱いで、

 

使用することが認められています。

※不平等だ!※

 

 

日本で違法扱いされているからって、

 

海外でも危険物扱いされている、

 

という思い込みを持っている人もいるかもしれませんが、

 

そういった思い込みを捨てることを意識しながら問題に取り組んでみましょう!

※言うは易し・行うは難し※

 

 

kaminoenglish.hatenadiary.com

 

 

 

問題

大麻で快適な建物づくり

 大麻というと覚せい剤の一種のある危険な物質であるという認識が世間的に浸透している。それゆえ日本では大麻を所持することが禁止されている。しかし大麻の用途は世界中で広まっていて、その一例が大麻を使用した建造物だ。それを使用した建造物の壁は私たちの気分を落ち着かせて子どものころに戻ったかのような安心感を得られる効果がある。加えて保温効果もあり、冬でも室内を温め続けてくれる一方で、二酸化炭素の排出を37パーセントも抑制してくれるので冷却効果もあるという。唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。だがそれをも上回るメリットが大麻にはあり、フランスや南アフリカといった国々でも支持されているだけでなく、イスラム教にも資源をなるべく使わないという教えと一致しているから受け入れられているという。

 

問題:大麻の建物について正しいものはどれか?

 ①大麻の建造物が我々の生活を快適にするのはイスラム教に支持されていることからも明らかだ。

 ②大麻は多くの国で規制されているが、その有益性の観点から規制緩和する国が増えている。

 ③大麻を使用した建物は温度や湿度を調整するおかげで心地よいだけではなく、環境にも優しい。

 ④大麻の壁は水分を調整できてしまうがゆえに雨に対する耐性が弱く、外壁を傷つけてしまう。

 

参考文献:BBC

www.bbc.com

 

 

本文解説

序盤 (大麻というと) ~ 禁止されている

まずは普通に読み進めていきます。

 

 

大麻というと覚せい剤の一種のある危険な物質であるという認識が世間的に浸透している。それゆえ日本では大麻を所持することが禁止されている。

(本文一部抜粋)

 

 

ここまではサラッと読んでいいと思います。

 

あくまで一般論ですし、特に目新しい情報もないですからね。

※じゃあ読まなくていいんじゃね?※

 

でもだからって全く読まない人は浅いです。

 

そうやって平気で油断する人は試験でも失敗しますよ。

※すみませんでした※

 

 

ってわけで一応は読みますが、サラッとで良いです。

 

ですがここで重要ワードの『しかし』があります。

 

ここからは気合を入れて読んでいきましょう。

※気合いだ! 気合いだ! 気合いだ!※

 

しかし大麻の用途は ~ 冷却効果もあるという

しかし大麻の用途は世界中で広まっていて、その一例が大麻を使用した建造物だ。それを使用した建造物の壁は私たちの気分を落ち着かせて子どものころに戻ったかのような安心感を得られる効果がある。加えて保温効果もあり、冬でも室内を温め続けてくれる一方で、二酸化炭素の排出を37パーセントも抑制してくれるので冷却効果もあるという。

(本文一部抜粋)

 

ここから大麻がよく使用されていること、

 

リラックス効果があること、保温や冷却も注目しておきたいです。

 

最近日本でも似たような話を聞きますよね。

 

夏は涼しく、冬は暖かい家みたいなの。

 

そういう家は全部大麻を使っているのかもしれない。

※犯罪です※

 

 

余談

思ったのは、大麻って所持しても犯罪だけど、

 

当然吸っただけでも犯罪じゃないですか。

※そりゃそうだ※

 

 

でも植物から出る物質なんてその気がなくても吸っちゃいますよね。

 

例えば街中歩いていたら花粉吸っちゃって、それが原因で花粉症になるんでしょ?

 

別に花粉症になりたいわけじゃないし、吸わずに済むに越したことない。

 

それと同じで大麻だって所持してないし、吸う気は毛頭ないけど、

 

近くの人が吸っている大麻がこっちに届いて吸っちゃうかもしれない。

 

そうなったら当然こっちも逮捕されるんでしょ?

 

その気がなくても呼吸しているだけで逮捕されるのかもしれない。

※被害妄想ワロタww※

 

 

っていう茶番はいいとして、

 

じゃ、次に進みますか。

 

 

唯一の弱点は水で ~ 傷みやすいという

唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。

(本文一部抜粋)

 

 

この文章は少し複雑なので細かく読んでいきます。

 

あー…

 

面倒くさいね。

※講師が言うなww※

 

 

『唯一の弱点は…』とある時点で大麻の欠点について述べるのはわかりますが、

 

直後に『カビを防ぐ』ってあって、これは明らかに利点、

 

そのさらに直後の『外壁が傷みやすい』は欠点

 

利点と欠点が入り乱れています。

※利点と欠点の無限ループやー(?)※

 

 

ここでキーになるのは『一方で』ですね

 

逆接の接続詞を境に大麻の利点と欠点が攻守交代をしています。

 

で、『唯一の弱点は』と文頭にあることから、

 

この文は欠点をメインに語りたいんです。

 

 

あくまで『カビを防ぐ』という利点は

 

あくまで補足説明的に記載されている程度。

 

 

ここでは『外壁が傷みやすい』を

 

メインに記載していることを把握したいです。

※マジメな話ばかりでごめんなさい※

 

 

まとめると下記の赤線が重要部分、

黄線が補足的な説明部分で軽く流したい部分です。

 

唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。

(本文すべてを抜粋)

 

では次に行きます。

 

だがそれをも上回るメリット ~ 最後 (受け入れられているという)

だがそれをも上回るメリットが大麻にはあり、フランスや南アフリカといった国々でも支持されているだけでなく、イスラム教にも資源をなるべく使わないという教えと一致しているから受け入れられているという。

(本文一部抜粋)

 

ここでは国だけでなく、宗教的にも支持されていることを把握しましょう。

 

ちなみに皆さんは信じる宗教がありますか?

 

信じるものがあるっていいことだと思いますよ。

 

ちなみに私が信じるのは自分自身です。

※キモッ!※

 

 

という感じでこの文章全体の重要な点を抑えていくと、

 

  • 大麻を使用した家にはリラックス効果や保温効果、冷却効果がある。
  • 水分が弱点で、外壁が傷みやすい。
  • 大麻の家は様々な国や宗教に支持されている。

 

となります。

 

 

これらを上手にまとめた選択肢が解答の対象となりやすいので、

 

それを選択肢から探していくと、

 

結論、答えは③一択じゃないかな…

 

って絞れます。

 

 

選択肢の解説

一つ目の選択肢

大麻の建造物が我々の生活を快適にするのはイスラム教に支持されていることからも明らかだ。

(選択肢より抜粋)

 

大麻の建造物が快適なのも、イスラム教に支持されている記載も文章内にありました。

 

大麻で快適な建物づくり

 大麻というと覚せい剤の一種のある危険な物質であるという認識が世間的に浸透している。それゆえ日本では大麻を所持することが禁止されている。しかし大麻の用途は世界中で広まっていて、その一例が大麻を使用した建造物だ。それを使用した建造物の壁は私たちの気分を落ち着かせて子どものころに戻ったかのような安心感を得られる効果がある。加えて保温効果もあり、冬でも室内を温め続けてくれる一方で、二酸化炭素の排出を37パーセントも抑制してくれるので冷却効果もあるという。唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。だがそれをも上回るメリットが大麻にはあり、フランスや南アフリカといった国々でも支持されているだけでなく、イスラム教にも資源をなるべく使わないという教えと一致しているから受け入れられているという。

(本文すべて抜粋)

 

ですがこれらに相関関係はないですね。

 

イスラム教に支持されているのは大麻の建物が快適だからではなく

 

資源をなるべく使わないという教えと一致しているから、って書いてありますね。

 

宗教に関する話はセンシティブなので、特にボケずに次の話に進みます。

※賢明な判断です※

 

 

 

二つ目の選択肢

大麻多くの国で規制されているが、その有益性の観点から規制緩和する国が増えている

 

大麻が『日本で規制されている』と本文にはありますが、

 

選択肢にあるような多くの国で規制とは書いていません。

 

規制緩和する国が増えている』という記述もありません。

 

大麻で快適な建物づくり

 大麻というと覚せい剤の一種のある危険な物質であるという認識が世間的に浸透している。それゆえ日本では大麻を所持することが禁止されている。しかし大麻の用途は世界中で広まっていて、その一例が大麻を使用した建造物だ。それを使用した建造物の壁は私たちの気分を落ち着かせて子どものころに戻ったかのような安心感を得られる効果がある。加えて保温効果もあり、冬でも室内を温め続けてくれる一方で、二酸化炭素の排出を37パーセントも抑制してくれるので冷却効果もあるという。唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。だがそれをも上回るメリットが大麻にはあり、フランスや南アフリカといった国々でも支持されているだけでなく、イスラム教にも資源をなるべく使わないという教えと一致しているから受け入れられているという。

(本文すべてを抜粋)

 

この選択肢は『大麻覚せい剤のような悪いもの』という思い込みを持ったまま、

 

文章を読んでしまった人が引っかかることを想定して作られています。

※妄想すんな※

 

思い込みやイメージを捨てて読解するってのはなかなか難しいですが大切なことです。

 

 

三つ目の選択肢

大麻の壁は水分を調整できてしまうがゆえに雨に対する耐性が弱く、外壁を傷つけてしまう。

 

この選択肢は下記の長ったらしい一文を下記のように

色分けできず、上手く読めないがゆえに選んでしまう選択肢だと思います。

 

唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。

(本文すべてを抜粋)

 

ちなみに赤線部分が重要箇所

 

黄線部分が補足説明でさらっと流すべき箇所ですね。

 

 

水分を吸収したり放出したり』って部分を、

 

選択肢では『水分を調整』と言い換えていますが、

 

これはあくまで『カビを防ぐ』というメリットについて言及しているのであり、

 

外壁が傷みやすい原因とは全く関係がないです。

 

 

 

四つ目の選択肢(正解)

大麻を使用した建物は温度湿度を調整するおかげで心地よいだけではなく、環境にも優しい

 

これが正解の選択肢ですね。

 

この選択肢については本文中の『保温効果』や『冷却効果』

 

選択肢内では『温度の調整』と書き換えられていて、

 

『水分を吸収したり放出したり』

 

『湿度の調整』と書き換えています。

 

選択肢の『環境に優しい』については一見記載がないですが、

 

まあ実はここの二酸化炭素を抑制』を書き換えているわけですね。

 

大麻で快適な建物づくり

 大麻というと覚せい剤の一種のある危険な物質であるという認識が世間的に浸透している。それゆえ日本では大麻を所持することが禁止されている。しかし大麻の用途は世界中で広まっていて、その一例が大麻を使用した建造物だ。それを使用した建造物の壁は私たちの気分を落ち着かせて子どものころに戻ったかのような安心感を得られる効果がある。加えて保温効果もあり、冬でも室内を温め続けてくれる一方で、二酸化炭素の排出を37パーセントも抑制してくれるので冷却効果もあるという。唯一の弱点は水で、水分を吸収したり放出したりする効果があるためにカビを防ぐ効果がある一方で雨天時には外壁が傷みやすいという。だがそれをも上回るメリットが大麻にはあり、フランスや南アフリカといった国々でも支持されているだけでなく、イスラム教にも資源をなるべく使わないという教えと一致しているから受け入れられているという。

(本文すべてを抜粋)

 

 

何度も言うようですけれども、

 

重要な箇所以外にもきちんと着目しないと、

 

選択肢を吟味できないようになっているのは要注意ですね。

 

というわけで答えは③でした!

 

 

 

まとめ

今回の問題は以上です。

 

大麻についてのイメージと違う側面を知り、

 

知見が広まった人も多いのではないでしょうか?

 

 

だからといって『日本でも大麻解禁しろ!』って言う気はないですよ(汗)

※過激派予備軍※

 

でもこうした話を聞いて『へー、おもしろい!』って思ってくれたら、

 

こちらとしてもこの記事を出した甲斐もあるというものです。

 

 

これからもこういった内容を次々に提供していけたらと思いますので、

 

ぜひ次回作もお楽しみくださいませ!

※それではまた次の記事でお会いしましょう!※

 

kaminoenglish.hatenadiary.com