カミノ @英検1級(仮免)の英語講師

英語学習の修行や情報精査をしています ※意味わからん(笑)※ ←まあ読めばわかりますよ

核廃棄物を安全に捨てる方法【英検1級長文の予想問題(日本語版)】

 


 

この企画の趣旨

kaminoenglish.hatenadiary.com

 

 

イントロ

使い込んだボロボロの参考書をネットにアップする人、

 

ただ本の管理がヘタなだけだと思う。

※失礼な!※

 

英語講師のカミノです。

 

 

久々に英検1級長文の予想問題(日本語版)を作成しました。

 

今回から問題を3題作成し、

 

解答のみ公開して解説は省略します。

 

問題が多い方が皆さんが楽しめるでしょうからね。

※本音は解説作成が面倒くさいだけww※

 

 

今回は核廃棄物の処理方法に関しての文章を扱いました。

 

日本でも2011年3月の原発事故をきっかけに他人事ではなくなったこの問題。

※厳密には1945年の2度の原爆投下から当事者ですが…※

 

原子力や核に関する問題は近年ますます重要になっています。

 

 

今回のこの文章を機に核に対する見識をより広めてもらえたら

 

こちらとしても作成した甲斐があったのかなと思います。

 

 

そして文章をたくさん読み、

 

皆さんの国語力を挙げるきっかけにもなってほしい

 

そう願いながらこの文章と問題を作成しました。

 

ぜひミニゲーム感覚の軽い気持ちで挑戦してみてください。

※もちろんガチ勢も挑戦してみてください※

 

 

問題1

 核廃棄物の処理に関する問題はまだ解決していない。核廃棄物は何百年とか何千年とかいう次元を超えた規模で残存し続けるものであり、我々の次の世代に迷惑を及ぼしてしまう問題なのである。だからこそ我々の世代で解決しなければならない問題なのであり、それが我々の責任でもある。だが現状、26万トンもの核廃棄物が暫定的な処理しかなされておらず、70%が貯水槽に、残りがコンクリートと鋼で出来たコンテナに収納されている状態だ。その中で、フィンランドでは核廃棄物を地中奥深くに埋めることで、核廃棄物を人間の生活圏に到達しない区域に埋めてしまおうという動きがある。これが現状、最も現実的で安全な処理方法であるといわれている。

 

問題:現状の核廃棄物の処理における問題点は?

①この問題は将来にわたって続くものであり、解決が未来の人たちの力量にゆだねられること。

②核廃棄物を埋めることが一番の解決方法だが、それに対する我々の責任が果たせていないこと。

③現状さまざまな処理方法があるにもかかわらず、いずれの方法でも不十分であること。

フィンランドでのみ、有効な核廃棄物の処理が発展しているということ。

 

 

 

 

問題2

 フィンランドは核廃棄物処理に関して、他の国より10年先を行っているという。フィンランドは西ヨーロッパで初めて原子炉を稼働させ、原子力に対する理解が深い。加えて原発企業と住民の間での議論の透明性も担保されていることも住民からの理解が得られている要因だろう。さらにフィンランドは地質的に安定している。それゆえ地震発生のリスクが極めて低く、岩盤が頑丈である。これは核廃棄物を安全に埋没させるうえで重要な要素で、この条件がなければどれだけ地下深くに埋めようとも、人類の生息圏に放射能が漏れ出てしまう恐れがあるのだ。

 

問題:フィンランドで安全に核廃棄物処理できるのは、

①地理的に他国にはない特殊な環境があり、核廃棄物を埋めても人類に害が及びやすいから。

②住民の原発への理解があり、議論せずとも住民は核廃棄物の処理に同意してくれるから。

③歴史的に原子力発電との関連が強く、核研究の技術も10年先を進んでいるから。

④核処理をしても影響の生じにくい環境が整っていて、住民からの信頼を得られているから。

 

 

 

 

問題3

 核廃棄物を適切に埋めて処分することができれば、10万年は放射能を隔離することができるとされている。だが課題もある。将来、氷河期が来るとされていて、すると地震のリスクが伴う。そして氷河期が終わったころには地殻が上昇し始め、またさらに地震の発生を引き起こし、地下深くに埋められた核廃棄物を収納する缶が破損する恐れがあるのだ。すると10万年は大丈夫と思われていたその前提が崩れる恐れもある。現状の対策が不十分だった時に備え、新たな対策がなされている。現状は地下450mに埋められている一方で、ノルウェーでは地下3500mに核廃棄物を埋めようという計画がなされている。他にも核廃棄物を宇宙に廃棄する計画もある。未来の人類に核の危険を通達するための手段を模索する動きもある。この問題が将来どうなるかはわからない。だからこそ代替案を見つけることも重要だ。だが将来の懸念ばかりせずに、今できることをすればいいと楽観視することも必要かもしれない。

 

問題:核廃棄物処理の問題について最も適切なものは何か?

①もしもに備えて様々な方法を見つけつつ、『気にし過ぎてもしょうがない』と開き直ること。

②氷河期や地震の発生など、将来生じうることを予測し、常に危機感を持つこと。

③奇想天外に見える方法でも、この問題を解決するためには一考の余地があること。

④完全な対策なんてないのだから、何か問題が起こった後に対処法を考える必要はある。 

 

 

参考文献(BBCの記事)

www.bbc.com

 

最後に

以上が核廃棄物に関する英検1級長文の予想問題(日本語版)でした。

 

これを見ていると、『日本では原発を稼働すべきじゃなかったな…

 

と感じますね。

※政治活動はやめてください!※

 

 

日本は地震が多く、環境的に原発に適していないだけではなく、

 

会社と国民の間の議論にも透明性がない。

 

都合の悪いことは言わなければ良いという企業の体質や、

 

自分に都合の悪い話は一切聞き入れようとしない国民の姿勢、

 

いずれも原発稼働に適していないですね。

※企業・国民ともにダメ※ ←批判はおやめください!

 

 

ですが世の中IT化がますます進み、

 

電気なしでは生きていけない環境がますます整っています。

 

電気なしではスマホやPCを使うこともできない

 

 

だからこそ我々にとっても他人事ではないし、

 

もっとこの問題について考えていかなければならない

 

っていうことをこの記事をきっかけに知ってもらえたらなと思いますね。

※読者にエラそうに言う前に、まずは自分が知っとけよ※ ←それな!

 

 

そんな苦情を聞き入れつつ、私も色々と考えていけたらなと思います。

 

ではまた、次の問題でお会いしましょう。

 

 

 

解答(ネタバレ注意)

問題1の答え:3

問題2の答え:4

問題3の答え:1

 

kaminoenglish.hatenadiary.com